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さぬき City boy 奮戦記

おいしいもの食べたり、写真撮ったり、本読んだり、地域おこしのことであったりのあれこれを書いてます~

『改訂版 コミュニティ論』 放送大学教育振興会 倉沢進 2002年

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『改訂版 コミュニティ論』 放送大学教育振興会 倉沢進 2002年

 

地域活性化の本を見ていた時に、大学時代に読んだこの本をみつけて読んでみた。

私は、社会学の地域社会学を専攻し「都市」、「地域社会」、「郊外」について学んだ。少なからず、今でも地域に関することには関心を持っている。

 

コミュニティについての定義・概念から始まり、コミュニティの歴史(日本における町内会)や高度成長期以降のコミュニティ、海外でのコミュニティの状況、21世紀のコミュニティについて書かれている。

 

コミュニティと聞くと、地域、まち、むら、ふるさと、風土など地域の空間を連想させる。社会学的に言えば「共同生活が行われている生活空間」という意味で、コミュニティの概念には(1)共同性(2)地域性の2つの要素が含まれる。

 

 また、『コミュニティ』の似た言葉にアソシエーションがある。

これは、何らかの共通の関心事を達成するための組織ー会社・学校・ボランティア・サークルーを意味する。

コミュニティがあって初めてアソシエーションが作りあげられる。 

 

日本でコミュニティの問題が出てきたのは、高度成長期後で都市化に伴い各地から集まった人が新しい住民として住み始めてからである。

新住民は、人の目線や行事など地域からの解放され、都市サービス(公共・金銭を介したものなど)を受けながら自分一人でも暮らしていけるようになり、その結果、地方では人口減少し、都市部では人口増加し、地域社会を大きく変えていく。

 

都市部では、急激な人口増加で、道路や上下水道、公園などのインフラ整備が行き届かず、騒音や水質汚濁、大気汚染の問題が発生し安定的な生活ができなくなっていった。また、孤独死の問題も発生し、誰も看取られずに亡くなっているということが多く発生した。人口が急増した反面、人々の結びつきも弱いものになってしまい地域社会の解体も進行していった。

 

コミュニティの問題はこのように都市化によって発生していった。

地方は若者が都市へ出て行ってしまい、地方では少子高齢化が進み人口減少と地域を担う者が減り衰退していったというのが今の地方における現状ということである。

 

1970年代からコミュニティ問題が提起され、行政・住民の間でいろいろな取り組み(コミュニティセンターの活用やNPO、ボランティア団体設立など)がなされてきた。現在も様々な形で課題解決に向けた取り組みがなされている。その取り組みについて学んでいきたい。

 

以上。